【2020-2021】2月21日の対ブレイザーズ戦を振り返っての八村塁についての所感
こんにちは。didiです。今日も八村選手の活躍を振り返っていきます!
【スタッツ】
36分出場
fg5-12
3pt0-2
ft7-8
合計17点
7リバウンド(OFF:1 DEF:6)
0アシスト
3スティール
0ブロック
1ターンオーバー
4パーソナルファウル
±:+11
【ハイライト】
【ショットチャート】
【ショットチャート解説】
今日決めたショットは全てゴール下でのショット5本。
2本はパスからのフィニッシュ役として、残り3本はトランジション展開でのダンクでした。
【所感】
ということで3連勝の流れでのブレイザーズ戦。今日もブレイザーズはcjマッカラム、ユスフヌルキッチと、主力二人が欠場していたので、是非とも勝ちたい一戦でしたが、見事勝利することが出来ましたね。
八村も流れのなかで主力の一人として活躍し、攻守共に素晴らしい働きだったと言えます。
ということでまずはオフェンス。今日の八村も、これまでの3戦と同じく3&Dめいた役割となり、主にパスを貰っての3ptやフィニッシュがメインとなりました。
相変わらずシュートは入らなくなっていますが、その分ゴール下でのパフォーマンスが向上し続けており、今日も5本ゴール下でのシュートを決め、フリースローも8本、そしてその内7本決めるという高効率ぶり。
特に、この数試合はビール、ウェストブルックとのコンビネーションプレイが増えており、今日もビールのパスからのアリウープや、ウェストブルックと共にトランジションで走り、そのままパスを貰いダンクするなど、フィニッシュパターンが多彩になってきています。
そして今日はビールとのPnRもあり、ビールから貰ったパスを上手くフェイクを用い決めた場面もありましたね。
うーん、とにかくビール、ウェストブルックとのケミストリーが向上しています。
ビール、ウェストブルック共に困ったら八村にパスをするという流れが出来ており、その期待に答えるよう、八村もしっかりと良いポジションでパスを貰えてるんですよね。
こういうアグレッシブさと、適切なポジション取りは今のウィザーズにとってもとにかくありがたく、今はウェストブルックとビールのアイソレーションからゲームを組み立てるこのチームなので、しっかりとフィニッシャーとしての役割にハマりきれてますよね。
八村は元々ゴンザガ大学でもジョシュパーキンズ、ザックノーベルというバックコートのコントロール下でプレイしていましたので、プレイしやすいのかもしれません。
ウェストブルックはウェストブルックで八村に適切なワイドオープンでのパスをくれますし、ビールはディフェンダーを引き付けてのパスなので、どちらも決めやすいというのもありますよね。
結局ウェストブルック、ビールである以上これ以上ハンドラーはいらないので、こうやってボールを必要とせず点を決められる八村のオフェンスはかなり良い線を行っていると言えそうです。
そしてディフェンス。今日は特にディフェンスが良い日でした。
まあ通常のフォワード同士のマッチアップはいつも通りだったので特に触れることはないのですが、今日特筆すべきなのは新たなディフェンス法、フェイスガード。
これは主にハンドラーの顔辺りに対して手を伸ばし、シュートに対するプレッシャーをかけるというものなんですが、これが滅茶苦茶リラードに刺さってたんですよね。
(※参考画像↓フェイスガードというかプレッシャーディフェンスというか)
こういう感じで、常に八村はリラードとのマッチアップで手を伸ばしたプレッシャーディフェンスをかけていたので、リラードは3ptシュートにいけず、半強制的にドライブに行く他無くなっていました。
これはこれまで3ptへのディフェンスが弱点だった八村にとって、大きな改善点です。
これによって自信をつけた八村は結局リラードとのマッチアップを任され、しっかりと1on1でリラードの3を打たせないことに成功し、今日のブレイザーズでの勝利に貢献できたんですよね。
これが今回のディフェンスのとても良かった点です。
ということで、今回の活躍によって、八村のディフェンスのバリエーションは新たに増えましたよね。
3ptシューターへのディフェンスはこの手を伸ばしたプレッシャーディフェンスが使えるので、これまで弱点だった3ptへのディフェンスも、大分改善されるはずです。
八村はよく今日のコビントンのようなシューターとマッチがすることが多いので、こうやってリズム良く打たせないようなディフェンスが出来るようになっただけでも改善点。
勿論ポジション取りも重要ですが、これまで以上に、より1on1で強い選手になりましたね。
と、こんな感じでごちゃごちゃと書きましたが、要するに、シューターへのディフェンスが出来るようになったってのが今日の素晴らしい部分です。
特に、エース格とマッチすると相手はフィジカルで八村を押せない分、3ptシュートが多くなるので、この3pt部分を止められるようになってきたのはディフェンダーとしての大きな一歩です。
あの恐ろしいカワイレナードのようなディフェンスのかけ方に近付いて来たので、早く2試合後のカワイとのマッチアップが楽しみな部分ですね。
【まとめ】
今日の要点としては、オフェンス:フィニッシャーとして本格的に活躍出来るようになってきた。
ディフェンス:3ptシューターへの対策が出来るようになった。
ということで、かなり八村の成長が進んだ試合でした。
これはチームが勝たないと学んでいけない部分なので、八村はこの流れの良い今、その恩恵を一番受けている選手かもしれませんね。
こうやってこれからも勝ちの中から得られる良い経験や学びを深めていきたいものです。