【2020-2021】2月23日の対レイカーズ戦を振り返っての八村塁についての所感
こんにちは。didiです。今日も八村の活躍を振り返っていきます!
【スタッツ】
37分出場
fg6-8
3pt1-2
ft2-3
合計15点
6リバウンド(OFF:0 DEF:6)
0アシスト
1スティール
0ブロック
1ターンオーバー
4パーソナルファウル
±:+2
【ハイライト】
【ショットチャート】
【ショットチャート解説】
今日は6-8のfg率でしたが、3ptを1本外した以外は、ファウルを獲得してのミスショットなので、実質7本の成功となりました。
ミッドレンジショットや3pt、トランジションでのアタックなど、システムの中で多彩に得点できた日でしたね。
【所感】
ということで4連勝中のウィザーズ。
今日はレイカーズという昨シーズンの優勝チームとの対戦となりましたが、主力のデニスシュルダー、アンソニーデイビスが欠場しており、是非勝っておきたい1戦となりましたね。
結果は見事オーバータイムまでもつれ込んでの勝利ということで、改めてウィザーズの強さが証明された1戦だったと思います。
その勝利の立役者となったのが今日の八村塁であり、相手のエースのレブロンジェームズを抑え込んだことで、見事勝利までこぎ着けられたんですよね。
ということで内容に入っていきます。まずはオフェンス。
今日も引き続き3&Dめいた役割となっており、基本パスを貰ってのフィニッシャーとして活躍しました。
1クォーターはアテンプトが1本のみだったものの、2クォーターの3本、3クォーターの2本、4クォーターの2本と結局は試合全体を通してフィニッシャーとして活躍しており、ディフェンスからのトランジションで先頭に立って効率良く得点を決められましたね。
ここ最近の4連勝ではこのトランジションが驚異となっており、ディフェンスを固めたウィザーズがウェストブルック、ビール、八村塁で走り、そのままフィニッシュするという形がウィザーズの強みとなっています。
八村は走れる上にフィジカルが強く、ダンクまで持っていける安定感があるので、より一層ここが強烈に光りますね。
さながらベンシモンズやヤニスアデトクンポのようなトランジションであり、しかもこのパスを出す先がビール、ウェストブルックということで、とにかく相手から止められないオフェンスとなっています。
また、最近の八村はハーフコートオフェンスの中からでもオフェンスを合わせられるようになっており、ビールがダブルチームされた際やウェストブルックのアタックに合わせて、効率的な3ptやアタックなどのフィニッシュが目立つようになってきています。
今日は最近入らなかったミッドレンジも決め、クラッチな3ptも決めたことで、よりこのフィニッシュ部分が目立つオフェンスでしたね。
八村はフィジカルが強い分、アタックしたら止められない選手となるのですが、そのスキルに加えてミッドレンジがあるので、かなり相手としては苦しいマッチアップ相手となっており、しかも効率的にワイドオープンを見つけられたことで、気持ち良くオフェンスを行えていました。
八村主体のオフェンスはなくなりましたが、最近はビール、ウェストブルックと合わせてオフェンスをするのでより効率的になっており、ボールムーブメントの中で動けるので、八村のオフェンスはクオリティの高いものになっていると思います。
ここ最近は積極的にダンクをすることで、今日はハレルからand1まで取れましたよね。これはこれまで無かったもので、逆にこの4連勝中では大きな武器となっていました。素晴らしい。
ということで今度はディフェンス。今日はディフェンスが最高な日でしたね。
八村はレブロンジェームズとマッチアップした訳ですが、結論から書くと八村はレブロンをシャットアウトし、レブロンは結局fg率14-29、3pt2-10、ft1-3の合計31得点とかなりの低効率に終わり、見事ウィザーズの勝利に繋がりました。
八村はボールを持つ前からレブロンに張り付き、しつこい足を動かした素晴らしいプレッシャーディフェンスを見せ、結局レブロンはイージーなショットを打てなかったことで、このような3ptばかりを打ち外し、フリースローも貰えないようなスタッツになったんですよね。
さながらレブロンとマッチアップしたカワイレナードのようなディフェンスを八村は見せており、とにかくレイカーズはこれを嫌がり、終盤には八村に二回もスクリーンをかけるオフェンスをするなど、とにかくレブロンから八村を剥がそうとしたほど、八村のディフェンスは驚異でした。
あまりにもボールを持てず、オフェンスに行くまでにも苦しみ、オフェンス中も苦しんだことでレブロンは4クォーターにはスタミナが無くなり、結局決勝点となるフリースローを外したり、オーバータイムでターンオーバーを連発したりと、散々。
久しぶりにレブロンが36歳であることを思い出したほどのディフェンスであり、私は過去最高のディフェンスだったと言えるほど、良かったものでした。
先日のリラードとのマッチアップの成果も出ており、苦しんで3ptを打とうとしたレブロンのシュートを厳しくチェックしたことで3ptは当然入らず、殆どレブロンのオフェンスを無効化。
まさにこれがロックダウンって感じのディフェンスでしたね。
レブロンが八村をポストアップした際は八村がしつこくレブロンの顔に手を覆い妨害していたので、ルージェンツドートのレブロンに対するディフェンスをフィルムで見たのだと思いますが、まさにルージェンツドートと同じ内容のディフェンスでしたね。
これは素晴らしい。今日はヘルプディフェンスでも頑張っていましたし、もう言うことはないかなと。
いつも八村のディフェンスの弱点を指摘してきたこのブログですが、特にこの2試合、リラード&レブロンとのマッチアップでは、100点な内容のディフェンスだったと言えそうです。
【まとめ】
今シーズンのベストゲーム。先日のリラードロックダウンに引き続きレブロンまでもロックダウンした八村なので、久しぶりにネクストカワイレナードとしてのポテンシャルが見えてきた昨今だと思います。
10試合くらい前までは八村はGリーグに行くかもとまで言っていたこのブログですが、良い意味で大きく裏切ってくれてますね。
足りなかった積極性、ディフェンシブアイデンティティーが生まれたことで、隙のない選手となってきています。
明日のクリッパーズ戦も楽しみなところです。
【インタビュー】
ウィザーズ 5連勝!八村塁選手、試合後インタビュー!「世界で一番の選手相手に出来るだけのことはできた」#ウィザーズ|#DCAboveAll pic.twitter.com/couxXiCnoV
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) February 23, 2021